今回は、SEO対策講座「中級編」の第6回です。
「Google検索クエリってなに?よく聞くキーワードと何が違うの?SEOとどう関係あるの?」
こんなあなたの疑問を解決していきます。
Web専門用語になるので、小学生でもわかるように具体例を入れながら解説していきますね。
本記事の内容
- Google 検索クエリとは?
- 検索クエリは3種類あり
- Web集客では検索クエリの使い方がポイント
Google 検索クエリとは?
SEO対策をある程度している人であれば。もうすでに知っている言葉かもしれません。
しかし、検索クエリの本質的理解および分析は、SEO対策においてもっとも基本となる部分であるため、「そんなのもう知ってるし!」なんて油断をせず、もう一度復習として一からおさらいしていきましょう。
検索クエリはユーザーが使う「検索ワード」
検索クエリとは、検索ユーザーが検索欄に入力する1ワードまたは複数ワードの組み合わせのことです。
たとえば、このページをGoogleの検索結果から見つけたあなたは、こんな風に検索したのではないでしょうか。
このように、検索ユーザーが検索欄に実際に入力するワードを「検索クエリ」と呼びます。
この検索クエリは、1ワードのときもあれば、2ワード以上の複数ワードの組み合わされるときもあります。
「検索クエリ」という用語を小学生にもわかるように別の言葉で言いかえれば、検索ユーザーがGoogleで知りたい情報を探すときに使う「検索ワード」ですね。
検索クエリとキーワードの違いは?
検索クエリと検索キーワードの違いは、簡単にいえば、そのワードを使う人と目的の違いです。
分かりやすく表にまとめると、こんな感じですね。
用語 | 使う人 | 目的 | メモ |
検索クエリ (通称 :検索ワード) |
検索ユーザー | 知りたい情報の検索 | |
キーワード | サイト運営者 (ブロガーなど) |
SEO対策を 考慮した記事作成 |
キーワードは、 膨大にある検索クエリの中から 選ばれる(キーワード選定) |
ブロガーなどのサイト運営者であれば、キーワード選定という言葉を一度は聞いたことがありますよね。
このキーワード選定では、膨大にある検索クエリの中から自分が書きたいテーマに関連したものを選び、その検索クエリを「検索キーワード」としてターゲットに選ぶことを言います。
そして、その検索キーワードを軸に記事を書くことになります。
これが検索クエリと検索キーワードの言葉の違いです。
検索クエリとSEOの関係は?
Googleの検索クエリが、検索ユーザーが実際に検索するときに使うワードであることは理解できましたね。
では、検索クエリはSEOとどういう関係があるのでしょうか?
結論からいうと、Google検索エンジンは、検索クエリと検索エンジンにインデックスされた記事ページの内容の関連性レベルを判断し、SEOで検索結果に上位表示させる記事を決定しています。
言いかえると、検索エンジンは、検索クエリから検索ユーザーの「検索意図」を推測し、そのニーズにあった記事内容のページをSEOによって検索結果の上位に表示させるようにしています。
検索クエリは3種類あり
検索クエリは、検索ユーザーの検索意図の違いに着目することで、以下の3種類に分類することができます。
- インフォメーショナルクエリ(情報型クエリ)
- トランザクショナルクエリ(取引型クエリ)
- ナビゲーショナルクエリ(案内型クエリ)
インフォメーショナルクエリ(情報型クエリ)
インフォーメーショナルクエリは、検索ユーザーが以下のような検索意図をもって、検索時に使うワードです。
- 言葉の意味を知りたい
- 疑問を解決したい
インフォメーショナルクエリの例)
・MacBookAir MacbookPro 違い
・ディズニーランド シー 違い
・東京 週末 天気
トランザクショナルクエリ(取引型クエリ)
トランザクションクエリは、検索ユーザーが商品の購入やサービスの契約を目的として検索時にで使うワードです。
検索ユーザーは、トランザクションクエリで検索する前に、インフォーメーションクエリで検索することが多いことが特徴ですね。
トランザクションクエリの例)
・MacBook充電コード アマゾン
・ディズニーランド オンラインチケット購入
ナビゲーショナルクエリ(案内型クエリ)
ナビゲーションクエリは、検索ユーザーがある特定のサイトにアクセスし、別のアクションをすることを目的として検索時に使うワードです。
ここでいう別のアクションとは、そのサイト内での調べごとや、商品・サービスの購入などです。
ナビゲーションクエリの例)
・You Tube
・楽天市場
・Twitter
Web集客では検索クエリの使い方がポイント
SEO対策で検索クエリが重要なワケ
SEO対策では、検索クエリを軸にした対策が必要です。
その理由は、SEO自体が検索クエリを使って検索結果に上位表示させる記事を決めているからですね。
SEO対策の本質は、検索ユーザーが何を知りたいのかを推測し、そのニーズを満たす内容の記事をつくることにあります。
ここで「検索ユーザーが何を知りたいのかを推測」するために必要なものが、【検索クエリ】なんです。
検索クエリを調査・分析するための無料ツールあり
ここまでの説明で、SEO対策では検索クエリの分析が重要になるのでは?と想像されたと思います。
まさにそのとおりです。
まず記事をつくるにあたり、そもそもどんな検索クエリをターゲットキーワード(検索キーワード)にするかを決めなければいけません。
そのターゲットキーワードの選定するときには、無料で使える便利なツールがあるので簡単に紹介します。
次の2つは最も有名なツールであり、これらを使うことで、検索ユーザーによく検索されている「検索クエリ」を調べることができます。
- Ubersuggest
- Google キーワードプランナー
そして記事を作成した後、ターゲットにしたキーワードがねらいどおりに検索ユーザーが検索クエリとして使い、検索結果にどのくらいの頻度で表示されているか、アクセスしているかを調べるためのツールもあります。
以下2つのツールを使えば、これまでに作成した記事に対する検索クエリの、「クリック数」「表示回数」「クリック率」「平均掲載順位」などを調べることができますよ。
もちろんこれらのツールも無料で利用できます。
- Google アナリティクス
- Google サーチコンソール
これらのツールの具体的な使い方については、後日、別記事似で詳しく解説します。