この記事では、こんな疑問に応えます。
本記事の内容
- 検索エンジンからの評価を上げる設定
- ユーザー(記事の読者)からの評価を上げる設定
- 検索エンジンとユーザー(記事の読者)の両方からの評価を上げる設定
検索エンジンからの評価を上げる設定
パーマリンクを設定する
パーマリンクとは?
パーマリンクとは、ウェブサイトの各ページに対して個別に与えられているURLのことです。
正確に言えば、記事ページURLの末尾ですね。
このページでいうと、
「https://tech-discovery.net/seo-strategy-wordpress」の赤文字の部分です。
パーマリンクの設定方法
WordPressの「ダッシュボード」→「設定」→「パーマリンク設定」→「共通設定」で「投稿名」にチェック →【保存】
パーマリンクを投稿名にすることで、ユーザーと検索エンジンの両方からサイトページの適切な評価を受けやすくなります。
デフォルトのままでのパーマリンク(例): https://tech-discovery.net/?p=123
投稿名のパーマリンク(例): https://tech-discovery.net/wordpress-initial-setting
SEO対策強化用プラグインを導入する
SEO対策強化用プラグインとは?
SEO対策強化用プラグインには、以下の2つのプラグインがあります。
1.インストールして「有効化」するだけでSEO対策できるプラグイン
2.インストして「有効化」した後、詳細設定をするプラグイン
SEO対策強化用の必須プラグイン6つ
- All In One SEO Pack
← SEO対策の基本的設定用(要設定) - Google XML Sitemaps
← サイトマップ作成用(入れるだけ) - Broken Link Checker
← リンクエラーチェック用(必要に応じてリンクを修正) - PuSHPress
← SEO対策用(入れるだけ) - WordPress Ping Optimizer
← SEO対策用プラグイン(入れるだけ) - Akismet(アキスメット)
← コメントスパム対策用(入れるだけ)
WordPressでSEO対策するときは、この6つのプラグインが必須です。
各プラグインの機能や設定方法は、「【WordPressでのSEO対策強化】必須プラグインは6つだけ」で詳しく解説しています。
SEO対策済みテーマを使う
SEO対策済みテーマとは?
SEO対策済みテーマとは、インストールして「有効化」するだけでSEO内部対策がされているテーマのことです。
無料テーマと有料テーマがありますが、最近のほとんどの有料テーマはSEO内部対策済みですね。
ただ、その中でもとくにSEOに強いと言われている有料テーマは、「AFFINGER」と「JIN」です。
ちなみに当サイトでは、「AFFINGER」を使っています。
以前は「JIN」を使っていましたが、ためしに「AFFINGER」に変えて以降、急激にアクセス数が伸び、内部対策レベルの高さに驚いています。
XMLサイトマップ(検索エンジン向け)を送信する
XMLサイトマップとは?
XMLサイトマップとは、サイト内のすべての記事情報を一覧として検索エンジンに伝えるための「検索エンジン向けのサイトマップ」です。
具体的には、XMLサイトマップにはウェブサイト内の各ページのURLや優先度、最終更新日、更新頻度などが書かれており、XML形式のファイルになっています。
見出しタグ(hタグ)を正しく使う
見出しタグ(hタグ)を正しく使うとは?
見出しタグとは、文字どおり見出しをつくるためのタグです。
でも、ただ見出しをつくるだけではないんです。
このタグを使うと、文字が太字で少し大きくなり、ユーザー(読者)にとって視覚的にわかりやすくなるだけでなく、検索エンジンにも「ここが重要ですよ!」と伝えることができるメリットがあります。
>検索エンジンに対するメリット
- hタグを使うと、検索エンジンに重要箇所として伝えることができる
- hタグは「h1〜h6」まで種類があり、検索エンジンに重要度の違いまで伝えられる
- hタグの使い分けにより、文章を構造化できる
>ユーザー(記事の読者)に対するメリット
- hタグを使うと文字が装飾され、記事が視覚的に見やすくなる
- 記事が構造化されて読みやすくなる
Googleは、見出しダグの重要性について以下のように記述しています。
一般に、見出しタグはタグに囲まれているテキストをページ上の通常のテキストよりも大きく表示するため、ユーザーにとってはそのテキストが重要であるという視覚的な手がかりとなり、見出しテキストの下に続くコンテンツの内容について理解しやすくなります。複数の見出しサイズを正しい順序で使用すると、コンテンツの階層構造が作成され、ユーザーがドキュメント内を移動しやすくなります。
・・・(中略)・・・
見出しタグは、あなたとあなたのウェブサイトにとって重要なことをGoogleとユーザーの両方に伝える機会を与えます。
このように、見出しタグはユーザーと検索エンジンの両方にとって重要なものであることがわかりますね。
ユーザー(記事の読者)からの評価を上げる設定
どの記事も3クリック以内でアクセスできるようにする
どの記事も3クリック以内でアクセスできるようにするとは?
どの記事も3クリック以内でアクセスできるようにするとは、サイトのユーザビリティを上げるため、内部リンクなどを活用してサイト設計を行うということです。
何回もクリックしないとアクセスできないような記事ページは、ユーザー(読者)や検索エンジンからも見つけられにくくなります。
とくに記事ページが増えてきた方は、どのページからも記事がアクセスできるサイト設計になっているか、ときどき確認してみてくださいね。
どの記事も3クリック以内でアクセスできるようにする方法は?
具体的には、ユーザー(読者)がランディングしたページから、3クリック以内でサイト内のどの記事へもアクセスできるようなカテゴリ別リンクや、関連記事、おすすめ記事などの内部リンクの設置ですね。
読みやすい記事を書く
読みやすい記事とは?
読みやすい記事の特徴をざっと上げるとこんな感じですね。
- 読者のどんな悩みや疑問を解決するのかが冒頭でわかる
- 伝えたいことが絞られている
- 文章に軸があり、構造が整っている
- 記事の装飾が見やすい
SEO対策では、ユーザー(読者)にとって価値が高い記事をつくることが最も効果的だと言われています。
アクセス数が多く、滞在時間が長い記事は、検索エンジンから「ユーザー(読者)からの価値が高い記事」として認識され、評価が高くなると言われています。
SEOキーワードを正しく使う
SEOキーワードにあった記事を書くとは?
まずSEOキーワードとは、記事を書くときの軸となるキーワードです。
検索エンジンでこのキーワードで検索されたとき、その検索結果の上位に記事を表示させることがはじめの目標となります。
そのためには、記事の軸となるキーワードを戦略的に記事内で使うことが必須となります。
SEOキーワードを正しく使う方法は?
・記事タイトル(h2タグ)にSEOキーワードを入れる
・一つ目の大見出し(h3タグ)にSEOキーワードを入れる
・見出しにSEOキーワードを入れるときは、左詰めで入れる
・記事内で自然な流れでSEOキーワードをちりばめる
SEOキーワードは、このように記事内で正しく使うことでSEO対策になります。
検索エンジンとユーザー(読者)の両方からの評価を上げる設定
パンくずリストを設定する
パンくずリストとは?
パンくずリストとは、ユーザーが今サイト内のどの階層にいるのかを視覚的にわかるように示した「内部リンク」のことです。
通常、パンくずリストは、各ページの左上などに設置されているものですね。
この記事でいえば、画面右上の「HOME > web設計 > ブログSEO対策講座 >」がパンくずリストですね。
カテゴリの階層が深くなるほど、パンくずリストは右に長くなります。
パンくずリストのメリットは?
>検索エンジンに対するメリット
- Googleクローラーが記事間を回遊しやすくなる
- これにより、内部リンク先の記事のインデックススピードが上がる
>ユーザー(記事の読者)に対するメリット
- 今サイトのどの階層にいるかがわかる
- ほかの階層の記事に移動しやすくなる
- このため、サイトのユーザビリティが上がる
パンくずリストの設定方法は?
パンくずリストは、大体の有料テーマならはじめから設定されているので、とくに手動で設定する必要はありません。
なので、こういうのがあるとSEO対策上、有利になるってことがわかっていれば十分です。
ちなみに、本サイトでは有料テーマ「AFFINGER」を使用していますが、はじめから設定済みでした。
メタディスクリプションを適切に書く
メタディスクリプションとは?
メタディスクリプションは、検索結果一覧で記事タイトルの下に表示される「記事概要」のことです。「スニペット」とも呼ばれます。
Googleで検索したことがある人なら、この「記事概要(メタディスクリプション)」の重要性がわかるはずです。
検索結果で目的の記事を探すとき、だいたいざっくり「記事タイトル」と「記事概要(メタディスクリプション)」を読みますよね。
この記事概要がわかりずらかったり、目的の記事ではなさそうなものはクリックすらされません。
メタディスクリプションの設定方法は?
メタディスクリプションは、WordPressの記事投稿・編集画面の下部に記述する欄があります。
またプラグインを利用する方法もあります。
「noindex」/「canonical」を設定する
「noindex」/「canonical」を設定するとは?
「noindex」設定とは、Googleの検索エンジンにインデックスされないようにするための設定です。
ユーザー(読者)にとって価値が低いページは、この「noindex」設定でインデックスされないようにすることで、サイト全体の評価下げないように対策できますよ。
ここでいう価値の低いページとは、サイト内の検索ページや、お問い合わせページなどですね。
「canonical」設定は、複数ある重複コンテンツを一つのURLにまとめる設定です。
これをURLの正規化といいます。
このcanonical設定で重複コンテンツをなくすことは、リンクの評価を集約できるだけでなく、Googleからのサイト全体の評価も上がるため、SEO対策として重要な設定ですね。
「noindex」「canonical」の設定方法は?
noindex設定や、canonical設定は、プラグイン「All in One SEO Pack」を利用すれば、簡単に設定できます。
関連記事の内部リンクを適切に設置する
内部リンクとは?
内部リンクとは、自サイトのほかの記事のリンクのことです。
この内部リンクに対して、他サイトの記事のリンクは、外部リンクですね。
内部リンクを貼るメリットは?
記事内に関連する内部リンクを適切に貼ることは、検索エンジンとユーザー(記事の読者)にとって、それぞれ以下のようなメリットがあります。
>検索エンジンに対するメリット
- Googleクローラーが記事間を回遊しやすくなる
- これにより、内部リンク先の記事のインデックススピードが上がる
- ページ同士の関連性でテーマの評価が上がる
>ユーザー(記事の読者)に対するメリット
- 関連記事も合せて読むことで、記事内容の理解が深まる
- 関連記事を探す手間が省ける
- これにより、サイトのユーザビリティが上がる
内部リンクの貼り方は?(内部リンクの最適化)
Googleは、評価する内部リンクの条件として、以下2つを上げています。
- 質が高いページからのリンク
- 現在のページに関係したページ のリンク
つまり、なんでもかんでも内部リンクを貼ればいいというわけではないということですね。
あくまで、内部リンクは記事を読む人の目線で設置することが大切です。