「サイトマップってどうやってつくるの?初心者のぼくでも簡単につくれるの?」
今日は、こんな疑問を解決します。
本記事でわかること
- SEO対策としてのサイトマップの作り方【2種類つくろう】
- 検索エンジン(ロボット)向け
「XMLサイトマップ」の作り方 - 検索ユーザー(人間)向け
「HTMLサイトマップ」の作り方
SEO対策としてのサイトマップの作り方【2種類つくろう】
サイトマップには、以下の2種類があります。
- 検索エンジン(ロボット)向けのサイトマップ
- 検索ユーザー(人間)向けのサイトマップ
どちらのサイトマップも、「このサイトにはこんな記事があるよ〜」と伝えるための「案内図」のようなものですね。
ただ、伝える相手が検索エンジン(ロボット)と、検索ユーザー(人間)とで伝える方法が違う、というだけです。
検索エンジン向け「XMLサイトマップ」をつくろう
XMLサイトマップとは、検索エンジン(ロボット)にたいして、サイト内の記事ページをまとめて伝えるための「XML形式のファイル」です。
このファイルには、サイト内の各ページのURLや優先度、最終更新日、更新頻度などが書かれています。
ちなみにGoogle公式サイトでは、以下のように定義されています。
サイトマップとは、サイト上のページや動画などのファイルについての情報や、各ファイルの関係を伝えるファイルです。
✔️ XMLサイトマップをつくるメリットは?
- 「検索エンジンにインデックスされにくいページ」が、インデックスされやすくなる
- サイト内の重要なページの最新情報が、検索エンジンに伝わりやすくなる
- 新しく作成・更新したページが、検索エンジンにインデックスされやすくなる
- インデックスが早くなる = 記事の評価が検索結果に早く反映される
XMLサイトマップをつくるメリットは、こんな感じですね。
上記の「検索エンジンにインデックスされにくいページ」は、Googleによれば以下4つです。
1.サイズが非常に大きいページ(500ページ以上あるサイト)
この場合、新しいページや更新されたばかりのページは、 クロール対象から漏れてインデックスされないことがある。
2.サイト内でリンクされておらず、独立しているページ
このようなページでも、サイトマップに含めることでクロールされやすくなる。
3.サイトが新しく、外部からのリンクが少ないページ
ウェブクローラは、ページからページヘリンクをたどってクロールする。
そのため、他のサイトからのリンクがないページは Google のクローラに検出されないことがある。
4.サイトに動画や画像などが多数含まれている
サイトマップがあれば、Google 検索でサイトマップからの追加情報が考慮される。
検索エンジン向けのXMLサイトマップをつくるメリットは、Google公式サイトでも以下のように書かれています。
サイトマップとは、サイト上のページや動画などのファイルについての情報や、各ファイルの関係を伝えるファイルです。
Google などの検索エンジンは、このファイルを読み込んで、より高度なクロールを行います。
サイトマップはサイト内のどのファイルが重要かを Google に伝えるだけでなく、重要なファイルについての貴重な情報(ページの最終更新日、ページの変更回数、すべての代替言語ページなど)も提供します。
✔️XMLサイトマップをつくらないとどうなる?
- 記事を書いても、検索エンジンにインデックスされるスピードが遅くなる
- せっかく記事を書いても、その存在を検索エンジンに認知されないと検索結果には表示されない
- 検索エンジンからの評価が遅れる
XMLサイトマップがないとこんなデメリットがあります。
めんどくさがらず、ちゃんとつくりましょうね。
検索ユーザー向け「HTMLサイトマップ」をつくろう
HTMLサイトマップは、サイトを訪問したユーザーにたいし、サイト内にどんな記事があるかを網羅的に認識させるための「案内図」のことですね。
このサイトマップは、サイト内の各ページリンクを一覧として記述した「HTML形式」のファイルです。
以前は、HTMLサイトマップを設定することでSEO効果がありましたが、現在は検索エンジンがxmlサイトマップをクロールするためその効果はなくなったと言われています。
とはいえ、間接的にはSEO対策として重要なので、めんどくさがらずにちゃんとつくりましょうね。
✔️ HTMLサイトマップをつくるメリットは?
- サイトの利便性が上がる
- サイトユーザーがサイト内の目的の記事を探しやすくなる
- サイト内の記事のアクセス数が増えやすくなる
HTMLサイトマップは、サイトを訪問する読者のための「案内マップ」です。
まったくの知らない土地で、地図もなしで目的地にたどり着くのはけっこう大変ですよね。
たくさんの人に自分のサイトを訪問してもらいたいなら、「案内マップ」を用意してあげましょう。
✔️ HTMLサイトマップをつくらないとどうなる?
- サイトの利便性が低くなる
- あなたのサイトに訪問した読者が、目的の記事を見つけにくい
- サイトを訪問したユーザーの目にふれないページは、読まれない
HTMLサイトマップがないと、こんなにもデメリットがあるんですね。
サイトを訪問してくれる読者のためにも、かならず用意してあげましょうね。
なお、HTMLサイトマップがないと、実際には検索ユーザーだけでなく、検索エンジンにとっても以下の点で不利になるのでご注意を。
- クローラリビティが下がる
- インデックススピードが下がる
- 検索エンジンからの評価が遅くなる
検索エンジン向け「XMLサイトマップ」の作り方【プラグイン で作成】
XMLサイトマップをつくるステップはたったの2つ。
- プラグイン 「Google XML Sitemaps」を使ってXMLサイトマップをつくる
- GoogleサーチコンソールでつくったXMLサイトマップを検索エンジンに送る
参考
Google では、XML形式のサイトマップ以外にも、以下のサイトマップ形式にも対応しています。
どの形式でつくっても効果は変わらないので、初心者はもっともかんたんなプラグインを使った方法で十分です。
・XML
・RSS、mRSS、Atom 1.0
・Text
・Google サイト
1.プラグイン「Google XML Sitemaps」を使ってXMLサイトマップをつくる
- WordPressのダッシュボード内の「プラグイン」をクリック
- 「新規追加」をクリック
- 「Google XML Sitemaps」を検索し、「インストール」をクリック
- 「有効化」をクリック
XMLサイトマップの作り方は、WordPress でインストールして「有効化」するだけです。
そのあとは、記事を書いたり、更新したりするたびに「自動で」XMLサイトマップをつくってくれます。
初心者でもかんたんですね。
2.Google サーチコンソールでつくったXMLサイトマップを検索エンジンに送る
- Google サーチコンソールの公式サイトから会員登録
- 「プロパティを追加」をクリック
- サイトアドレスを入力し、サイトを登録
- 画面左の「インデックス」→「サイトマップ」をクリック
- 「新しいサイトマップを追加」で以下3つを送信
- /feed
- /sitemap.xml.gz
- /sitemap.xml
これであなたのサイトのXMLサイトマップは、検索エンジンに送られました。
記事を新しく書いたり、更新した際は、「5」で再度送信し、XMLサイトマップの変更を検索エンジンに伝えましょう。
検索ユーザー向け「HTMLサイトマップ」の作り方【手動で作成】
HTMLサイトマップは、手動でつくるのが一般的ですね。
プラグインでも一応つくれますが、今のところ使いやすいものはあまりないですね。
少し前は、「PS Auto Sitemap」というプラグインが便利だったのですが、
5年前から更新されておらず、今はエラーが出て使いものにならないんですよね。
ということで、固定ページでHTMLサイトマップをつくる方法を解説していきます
固定ページで手動でつくる方法
- WordPressのダッシュボード内の「固定ページ」をクリック
- 「新規追加」をクリック
- タイトルは「サイトマップ」など
- サイト内の記事一覧のリンク集をつくる
(カテゴリ別に一覧をつくると見やすい) - 「保存」をクリック
- WordPressのダッシュボード内の「外観」→「メニュー」をクリック
- 先ほど作成した固定ページにチェックを入れ、「メニューに追加」をクリック
- 「保存」をクリック
- メニューバーに「サイトマップ」が追加されていればOK!
これで検索ユーザー向けのサイトマップもつくれましたね。
おつかれまさでした。
HTMLサイトマップはカテゴリ別に分けてわかりやすく
- HTMLサイトマップは、検索ユーザーのためのもの
- 見にくい「案内マップ(HTMLサイトマップ)」は意味がない
- カテゴリ別に記事リンクの一覧をつくり、「使いやすい案内マップ」をつくろう
このあたりを意識して、ユーザーファーストの使いやすいサイトづくりを目指しましょう。
検索ユーザーの評価が高まれば、間接的なSEO効果で上位表示にもつながりますよ。